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2021.11.19

『組立家具が壊れやすい』といわれる理由3選

組立家具って、大型・中型・小型問わずでいうなれば1家庭に1台以上所有されているといってもいいほどのインテリアの王道ではないでしょうか。

製造メーカー・取り扱いメーカー(卸業者)合わせると5000以上の企業がかかわっている(ある通販家具メーカー様に直接お話を聞いた際におっしゃっていました)ほどの小売りの大人気ジャンルです。

『おしゃれ』『安い』というポジティブイメージから『壊れやすい』『使い捨て』というネガティブイメージまで、購入後の状況によっていろいろな印象を持たれる方がいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は『組立家具は本当に壊れやすいのか?それならば理由は?』といったところについて、組立家具施工実績78000件を超えるプロ目線から深堀りしていきたいと思います。

組立家具が壊れやすい理由その1:初期施工

組立家具は『誰にでも組み立てることができる』ということが最大の売りであり、最大の弱点でもあります。

弱点とは?
組立家具はプラスドライバーさえ用意しておけば、ボンドなどは付属しています(IKEA製はボンドを使用しません)し、プラスネジ以外を使用する家具には六角用のねじ回しやレンチがもともと入っていることがほとんどです。

そのため説明書通りに組み上げていけば、ホームページで探したお気に入りの家具通りの商品を完成することが可能です。

何が弱点なのか?
それは組み立てる人の能力や環境がバラバラであるということです。

ネジを締める際の力加減、どのような工具を使用したのか、組立時にスペースを十分に確保していたかなどなど。

家具はインテリアの一部となりますので、デザイン性といったところも重要視するべきですが、一番重要なこと、それは『長持ちするかどうか』です。

寝具であれば、毎日疲れた体を預ける場所であり、収納家具であれば、衣類・本・その他を収納し、毎日引出や扉を開けるという負担がかかるわけです。

メーカーが耐久性のテストなどを行ったうえで販売している商品ですので、メーカーが想定した組立方法にて完成させることができていれば簡単に壊れることはありません。

壊れやすいのには初期施工の段階で、組立に問題があることに一番の原因があると考えられます。

ご自身で組み立てる際に起こりがちなトラブルなどを別ブログにてご紹介しておりますので参考にしていただければと思います。

自分で家具を組み立てる際の注意点3選 | 家具の事前組立・訪問設置専門業者【T-FAS】

組立家具を組立中に起こりがちなトラブル3選と対処法 | 家具の事前組立・訪問設置専門業者【T-FAS】

組立家具が壊れやすい理由その2:設置場所

初期施工が完璧に行えたのに壊れてしまいがちな原因として、適切な使用方法が守られていない場合が挙げられます。

たとえば本来本棚で使用する家具が食器棚として使用されていたりすると、食器棚で製造されている場合、表面材に防水加工が施されているのですが、本棚として製造されている場合は当然加工がされていません。

組立家具にかかわらず、木製の家具全ての一番の敵は【湿気】です!

洋服ダンスを設置している場所の多くは寝室になると思いますが、寝室でも外窓に近い場所に設置してしまうと湿気を吸収し、部分的にカビが発生しやすくなることも。

最悪の場合、壁紙までもカビが取れなくなってしまいます。

そのほかにも設置場所には『生活導線を狂わせていないか』ということもあります。
どういうことかといいますと、寝室にベッドが幅を占めているレイアウトに衣類収納を置いたことで通り道が狭くなってしまい、扉の開け閉めに支障をきたしてしまうなど。

生活導線が狂うことで何が起きるのか?
それは『家具の使用が雑に、荒くなる』ことが起こりやすくなってしまいます。

それを防ぐには
・購入前に寸法を大体ではなく、きっちりと図っておく。
・寸法を測ったのち、実際に設置する家具の大きさに段ボールや紙などを置いてみて導線がつぶれていないかと確かめておく。
・扉・引出のつく家具の場合、開けた状態でどれだけ導線が確保できているかというところまで想定しておく。

以上を守って、適切な場所に適切な家具を設置しましょう。

組立家具が壊れやすい理由その3:初期不良

組立家具が『壊れやすい』『安物はこれだから』という声を上げる方が、一番の原因と考えているのが初期不良ではないでしょうか。

何件に一件などの割合で起こるものではないにしろ、製造している工場~梱包出荷~陸路・空路・海路などを経て国内の倉庫に入荷されます。
そこからさらに人の手によってトラックに積み込まれ、お宅に届くわけです。

工場の時点で不良品を出荷している可能性もありますし、運送上の破損もあります。
どんな理由にしても、家についた楽しみにしていた家具を開梱した際にパーツ破損や不足が見つかると悲しい気持ちになります。

これは材質の問題ではなく、組立家具の構造上の問題点です。

『組立家具』は価格帯をお手ごろにするために、すべてのパーツを板状で出荷し、可能な限り梱包を小さく(IKEAではフラットパックと呼ばれています)運びやすく積みやすいという部分にも重点を置いて配送上の経費を圧縮する商品となっています。

そのため大量出荷が多く、中には出荷~配送時などに角が当たってしまって割れていたりという可能性が高いといえます。

これが壊れやすい理由にどうつながるのか、多少の割れを妥協してそのまま組み上げる(交換の手間が半端ないことが多いので)ことにより、経年劣化が早まってしまいます。

具体的に言うと、板状のパーツが本体フレームを構成している部分であるとキズ・割れの部分から湿気を吸いやすくなり、組立家具で主に使われているパーティクルボード(木の細かいチップを接着圧着させて作られている板)が膨張し表面のプリント材がはがれてしまう原因となります。

またわかりにくい部分となりますが、ネジを留めるためにあらかじめあいている下穴の位置がミリ単位でズレてしまっていることがまれにあります。

これに関しては、組みあがった時に初めて発覚することも多く、症状としては本体フレームがゆがんで仕上がってしまいます。

本体フレームがゆがむことは、大型・小型問わず家具にとっては【致命傷】となる場合が多く、経年劣化を飛躍的には止めてしまう原因となります。

実際に『組立家具は壊れやすい』という面を初期不良の観点から見ると【下穴のズレ】という原因が一番わかりづらく『ちゃんと組んだのに何で外れてくるの?』『なんで扉/引出の閉まりが悪いんだろう?』という【組立家具は・・・】という疑念につながってしまうのではと思われます。

開梱した時点でキズや割れなどの破損やパーツの不足などが見つかった場合は、メーカーに問い合わせをすれば代替部品を送付してもらうことが可能です。

組立完成時にゆがみがあるなどの場合は、原因がはっきりしない(組立の問題なのか/商品自体の問題なのか)ため、メーカーによって対応が分かれることが多いようです。

まとめ

『組立家具が壊れやすい』といわれる主な原因についてまとめてみました。

組立家具は、自宅に届いた時点では【家具としての価値】は全くありません。
木製の板パーツとそれに付随する部品が入っているだけなので、価値を持たせるのは『どのように施工されたか』『適切な場所に設置しているか』で、最終的な目的は『長く使うことができる家具を作る』です。

組み立てる人間も環境も千差万別ですので、メーカーが考える適切な施工方法がすべての人に実践されているかは使いやすさと使用年数でしか判断できないため、1年後に壊れてしまえば『組立家具は壊れやすい』となってしまうわけです。

組立家具の施工や組立時のトラブルなどの相談を【T-FAS】ではLINEによる無料相談窓口よりお受けしておりますので、少しでもお困りのことなどございましたら、お気軽にご相談ください。

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