IKEAやLOWYAの組み立て家具やインテリアは、どんな空間もオシャレにしてくれるので、幅広い世代から人気です。
しかし、組み立て家具を購入したいが、自分で組み立てられるか不安だと思う人もいるのではないでしょうか?
東京都が発表した「組み立て式家具に関する調査」で、以下のようなデータがあります。
※東京都在住の20歳代以上の男女約1,000人にアンケート調査
・組み立て経験がある人の約42%が「組み立てを間違えた」「難しかった」という理由で、スムーズに組み立てできなかった
・このうち7%が組み立て中に怪我をした
この調査結果からわかるように、家具を組み立てるのは、経験者でも難しいです。
そこで、今回はどうしてもオシャレで安い、IKEAや LOWYAの家具を設置したいという人に向けて、組み立て家具のリスクや対処法について解説していきます。
【この記事を読んでわかること】
・組み立て家具の概要
・組み立て家具を上手に組み立てるコツ
・組み立てが面倒に感じたら「完成品」組み立て代行サービスT-FASを利用する
それぞれ確認していきましょう。
組み立て家具の概要
組み立て家具とは?
組み立て家具とは、購入者による組み立てが必要な家具のことです。
各パーツがダンボールに梱包され、コンパクトな状態で届き、完成品より安価なのが特徴です。
組み立てには、特殊な工具は必要なく、プラスドライバーなどで組み立てます。
組み立てるのに必要な準備は?
組み立てる、準備がきちんとできていなければ、キレイに家具を作ることができないので、しっかりと確認していきましょう。
設置場所を測り家具のサイズを確認
組み立て家具を設置するには、サイズの確認が必ず必要です。
せっかく組み立てたのに、スペースがなく、設置できない可能性があるからです。
設置場所のサイズ(幅・奥行き・高さ)を測り、購入する家具と照らし合わせて、設置できるかを確認しましょう。
組み立てるスペースの確保
設置できるスペースも必要ですが、組み立てるスペースも必要です。
組み立て家具はパーツが多く、全てを広げるとかなりのスペースになります。
作業スペースが広いと、落ち着いて作業できるため、キレイに家具を組み立てられます。
梱包されている箱の、5~6倍を目安にスペースを確保しましょう。
床や壁を傷つけないための養生
組み立て家具は、梱包されて届きますが、非常に重く、設置場所まで運ぶのに床や壁を傷つける可能性があります。
また、組み立てている途中で、パーツや道具を落とすと、床を傷つけてしまうので、ダンボールや毛布などで養生しましょう。
組み立てるときに必要な道具は?
家具の組み立てには、道具がたくさん必要ですが、日常で使う物が多いので、簡単に準備ができるでしょう。
必ず用意するべきなのは、プラスドライバーと六角レンチです。
また、以下に記載する道具を準備すれば、スムーズに組み立てられます。
カッター
梱包されたダンボールや、テープ付されたパーツを開けるときに使います。
軍手
木製のパーツには、たまに木の破片が飛び出しているので、軍手を着けていれば、手の負傷を防いでくれます。
また、軍手の中には、グリップ力が弱く滑りやすい物があるので、滑りにくい物を選びましょう。
ハンマー
ハンマーは「木ダボ」と呼ばれるパーツを打ち付ける時に使用します。
通常であれば、木ダボは手で簡単に差し込めるのですが、加工が少し荒いと入らない場合もあります。
上手く入らない時は、家具の表面を叩くこともあるので、先端がゴム製のハンマーを使用しましょう。
プラスドライバー
家具の組み立てのとき、絶対に必要で、使用頻度が高い道具です。
使いにくいドライバーを使用すると、ネジ山が滑って潰れてしまい、ネジが取れなくなるので、注意しましょう。
六角レンチ
家具によっては、プラスドライバーでなく、六角レンチでパーツを組み立てます。
六角レンチは同梱されていることが多いので、購入時に確認しましょう。
電動ドライバー
DIYが得意な上級者は、プラスドライバーより電動ドライバーを使用すれば、作業をスムーズにできます。
しかし、ネジ山を潰す確率がプラスドライバーより高くなるので、注意しましょう。
組み立て家具のメリット
オシャレなのに価格が安い
IKEAやLOWYAなどの組み立て家具が、圧倒的な人気があるのは、オシャレなのに価格がとても安いからです。
外部へ支払うコストを自社でカバーすることによって、価格に還元しています。
安いからと言って品質が悪いわけではなく、説明書どおりにしっかりと組み立てることで、強度を保つことができます。
コンパクトな梱包なので、搬入が楽
組み立て家具は、パーツが分解されて梱包されているので、搬入がとても簡単です。
ベッドやデスクなどの完成品を搬入するとき、玄関・廊下などの狭い場所があるので、壁や廊下を傷つける可能性があり、物によっては搬入できない場合もあります。
マンションなどの高層建物では、エレベーターや階段が使用できず、搬入が難しいことも考えられます。
しかし、組み立て家具はダンボールが1〜3個程度ですので、簡単に運べます。
組み立て家具のデメリット
スペースがいる
組み立て家具は、設置するスペースと作業するスペースの両方が必要で、設置場所よりも倍以上の大きなスペースを確保した方が良いです。
家具の種類によっては、パーツが多いので、以下のようなトラブルが発生しやすいです。
・置いていたネジがない
・ドライバーが見当たらない
・付けるはずのパーツがない
どれもスペースが狭いために起こるトラブルで、目のつかないところに落ちています。
スムーズに組み立てを完了するために、スペースの確保をしましょう。
道具がいる
組み立てに必要な道具は、日常で使うことも多いですが、持っていない方もいると思います。
プラスドライバーや六角レンチは絶対に必要なので、100円均一など価格が安い場所で手にいれましょう。
時間がかかる
家具を組み立てるには、かなりの時間を確保する必要があります。
組み立ての全工程は、以下のようになります。
・準備(スペース、養生、道具)
・部品搬入
・説明書読みこみ
・組み立て
・設置
・ゴミ片付け
人によっては数時間〜数日間かかるときもあるでしょう。
時間がかかり作業を中断すると、部品をなくす恐れがあったり、不安定な状態で家具が置かれて危険です。
できるだけ余裕を持って作業ができるように、時間を確保しておきましょう。
家具の耐久性が弱い
完成品の家具は、木ネジなどを使用して、パーツとパーツをしっかり固定します。
しかし、組み立て家具のほとんどは、カムロック式と木ダボを使用して固定するので、完成品の家具より耐久性が弱くなります。
また、すべてのカムロックを規定どおりの強さで締めれば、強度はありますが、締める力は一人一人バラツキがあるので、耐久性に違いがあるのが欠点です。
組み立て家具を上手に組み立てるコツ
パーツをチェックする
説明書の、部品一覧図を見ながら、全ての部品があるか確認しましょう。
組み立て途中に、部品がないことに気づくと、家具を組み立てられず、中途半端な状態で置かなければいけません。
組み立てる前にしっかり確認し、作業中もパーツを失くさないよう、部品ごとに管理しましょう。
ネジなど細かい部品は、タッパなどの容器に入れておくのがオススメです。
説明書をしっかり読む
まずは説明書を読み、全ての工程に目を通しましょう。
今作っている部品の組み立て手順だけでなく、全体の流れを把握しておけば、スムーズに組み立てられます。
また、必ず説明書通りに組み立てましょう。
自分の近くにあった部品から作る、簡単そうな部品から作るなどは絶対にやめて下さい。
組み立てに失敗した人の多くの原因は、説明書を見なかったり、説明書通りに作っていないことです。
まず仮止め
パーツとパーツを繋げるときのネジは、まず仮止めした後に、増し締めをしましょう。
仮に2枚の板を繋げるとき、2個のネジ穴を重ねるとします。
このとき、片方を10割まで増し締めすると、片方の穴位置がずれてしまい、ネジが入らなくなることがあります。
全てのネジを7割程度で締めて、板が少し動くことで穴位置を調整し、全てのネジが入ったら増し締めするとスムーズです。
ネジは対角線に締めていく
同時に4つ以上のネジを締めるときは、対角線に締めていきましょう。
対角線に締めていけば、締めつける力を均等にでき、ネジの緩みが大幅に少なくなるからです。
時計回りなどの一方向に締め付けをしてしまうと、締め付ける力が一箇所に集まり、緩みやすくなります。
組み立て家具は完成品に比べると、強度が弱いので、しっかりとした強度を保つために、ネジは対角線に締めましょう。
組み立てを面倒に感じたら、「完成品」組み立て代行サービス【T-FAS】がオススメ!
T-FASとは?
T-FASとは、組み立て家具を「事前完成」させて自宅などに設置する、家具組み立て代行サービスの専門業者です。
通常の組み立てサービスより、更に利用者の利便性を追求した、超時短のサービスです。
T-FASのサービス内容
T-FASには以下の5つのサービスがあります。
・事前完成組み立て&訪問設置
・訪問組み立て
・IKEA家具解体・引き取り
・修繕メンテ
・IKEA家具引越し解体組み立て
各サービスの詳細は、公式HPで確認してください。
【IKEA家具引越し解体組み立てについて】
T-FASでは業界で唯一、引越し時のIKEA家具の解体・再組み立てサービスを専門で行なっている「カグッコシ」も運営しています。
詳細はカグッコシの公式HPを参考にしてください。
既存の組み立て代行サービスとの違い
通常の組み立て代行サービスでは、家具を注文したら業者が訪問し、その場で数時間かけて組み立て、設置します。
しかし、T-FASでは、以下のような流れになります。
IKEAやLOWYAなど家具通販ページにて利用者が家具を注文して、配送先をT-FASにする
初期不良をチェックしたら、T-FASの敷地内で組み立てを完成させる
完成した家具を自宅やオフィスへ搬送し、5分程度で設置が終わる
決定的に違うのが『完成された家具』が自宅などに届いて、とても短い時間で設置できることです。
まとめ
組み立て家具は、安くてオシャレなので、たくさんの人から支持されていますが、経験者でも組み立てるのは難しいと感じることがわかりました。
以下に組み立て家具のデメリットを記載します。
・スペースがいる
・道具がいる
・時間がかかる
・家具の耐久性が弱い
・初期施工のばらつきにより壊れやすくなる
また、デメリットがあると分かっていても、以下のように思う人もいるでしょう。
「IKEAやLOWYAのオシャレな家具をどうしても使いたい!」
「家具を安く手に入れたい」
「家具を組み立てる時間がない」
そんな時にオススメするのが、【T-FAS】です。
T-FASは組み立て家具を「事前完成」させて設置する、家具組み立て代行サービスの専門業者です。
T-FASの詳細や利用方法については、別記事「家具の事前組み立てサービス【T‐FAS】とは?利用方法やメリットを解説。」をご覧ください。
迷ったら、プロの業者に依頼して、お気に入りの家具を設置しましょう。