組み立て家具を安い家具と思っていませんか。実は組み立て家具に使われる材料と、一般の家具に使われる材料の品質にあまり差はないのです。組み立て家具が安いのは、流通過程に秘密があります。
また、組み立て家具のトラブルの多くは、初期組み立てで発生しています。逆にいえば、初期組み立てをしっかりすれば、組み立て家具を長く使えるのです。
この記事では、これらの理由と組み立て家具の初期組み立てを「訪問組み立て」で行う方法について説明します。ぜひ、最後までご覧ください。
組み立て家具の材料の品質は大手家具メーカーとあまり変わらない
組み立て家具というと、壊れやすいという印象をお持ちの方も多いのではないでしょうか?実は、組み立て家具に使われている材料と大手家具メーカーの使っている材料は、高級家具でない限り、それほど変わりません。次にその理由を説明していきます。
組み立て家具が安い理由
組み立て家具が安い理由はいくつかあります。この記事を読めばなるほどと思われることでしょう。
組み立てに人件費がかからない
組み立て家具がなぜやすいか。一番わかりやすいのは、組み立ての工程をお客さんにやっていただいているからです。
大手メーカーの家具であれば、自社工場で家具を組み立てます。さらに検査・梱包・発送などそれぞれ工程があり、それぞれに人件費がかかるのです。組み立て家具であれば、単純にこの工程がなくなり、人件費が削減されます。
梱包サイズが小さいので輸送費が安い
製品を組み立てずに発送すると、輸送料を安くできるメリットがあります。たとえば、食器棚などを完成品で送ると梱包サイズが大きくなります。組み立て家具の場合、パーツで発送するため、この梱包サイズがかなり小さくできるのです。
また、完成家具の場合だと傷がつかないように輸送時に養生することも大変です。組み立て家具の場合、多くの梱包は段ボールと発泡スチロールなどの衝撃吸収材で済みます。これらも組み立て家具を安くできる理由です。
オンライン販売の場合
一般的な家具は、メーカーから問屋・販売店などを通してお客さまに届けられます。そして、その都度、中間マージンや輸送料がかかり、製品価格に反映されるのです。
オンライン販売の組み立て家具の場合、この工程が少なくなるか、あるいはメーカーからお客さまに直送されることもあります。これらも組み立て家具が安くなる要因です。
組み立て家具は初期組み立てで寿命が決まる
材料は大手家具メーカーと同じなのに、なぜ、組み立て家具には「安っぽい」「組み立てが難しい」「耐久性が不安」などのマイナスイメージがつくのでしょうか。
東京都が行った『「組み立て式家具」安全性に関する調査』によれば、組み立て家具の組み立て経験者の約4割が、組み立てを間違えたなどスムースにいかなかった経験をされているようです。さらに7%は組み立て中に怪我をしたとも。
実は組み立て家具の場合、材料は同じでも誰が組み立てたのかで、寿命が大きく変わるのです。
DIYで組み立てた場合
普段からDIYに慣れている人からあまり経験のない人まで、多くの人が組み立て家具を組み立てています。そうすると、組み立て家具のメーカーの想定を超えた組み立ての誤差が生まれてくるのです。
家具の組み立てに慣れていない人の施工は以下のような問題がみられます。
・説明書をよく理解できないまま組み立てた
・組み立ての順序を間違えた
・ネジをしっかりと固定できていない
・ネジ山を潰してしまった
・組み立てに使うネジを間違った
組み立て家具は、正しく組み立てた状態で荷重などの設計をしています。ネジが1本外れているだけでも、全体がガタつくこともあるのです。また、当初は不具合が生じなくても、長期間使っていくうちに歪みが進んでいくこともあります。
この辺りから、組み立て家具に対するネガティブなイメージが生まれたのではないでしょうか?
訪問組み立てで組み立てた場合
組み立て家具を自分自身で組み立てることとは別に、「訪問組み立て」を利用する方法があります。組み立てのプロが作業するので、初期組み立てのトラブルがありません。
また、大型の家具など完成品だと搬入に苦労しますが、組み立て家具であれば部屋の中で組み立てができます。組み立て家具のメリットを生かしつつ、精度の高い組み立てができるというわけです。
また、訪問組み立てには他にもメリットがあります。組み立て家具のパーツは大量生産されています。そのために起きる初期不良、たとえばネジ穴の位置のずれ、開封時にわかるパーツの傷などです。これらはメーカーの無償交換の対象になるのですが、プロだからこそ、気がつく初期不良もあるのです。
組み立て家具を長く使うならプロに頼むのがベスト!
ここまで、組み立て家具の材料は一般的な家具と変わらないこと。組み立て家具が一般的な家具より安い理由を説明しました。組み立て家具が安い理由は、お客さま自身が組み立てることにより、組み立て費用や輸送コストが安くなるからです。
また、組み立て家具は初期組み立てが大事であることも説明しました。東京都の調査でも、組み立てをした人の約4割が組み立てを間違えるなどスムースに組み立てができなかったようです。また、家具の組み立てに慣れていない人の施工の問題点についても例示しました。
当たり前のことですが、組み立て家具は説明書を理解して、順番通りに組み立てることが重要です。そのためには説明書をよく理解しなければいけないのですが、メーカーによっては説明書がわかりにくい場合もあります。
その他、適切な工具を使うことも大切です。組み立て家具に添付されている工具だけで、家具を組み立てるのは実際のところ大変です。「ドライバー」「六角レンチ」「ハンマー」、余裕があれば電動工具があるといいでしょう。
その他大型家具の場合は、壁へ固定した方がよい場合もあります。壁へ固定する時も、固定の仕方にはノウハウがあり、誤った固定の仕方をすれば組み立て家具に想定外の圧力をかけることにつながるのです。
自分自身で組み立て家具を組み立てようとすれば、作業に予想外の時間がかかることもよくあります。また、組み立てをする時、床や壁に傷をつけてしまうことも多いようです。しかし、訪問組み立ての場合、専門家なのでソファーベッドを約30分で組み立てられます。
組み立て家具を買ったらはじめから訪問組み立てを利用するのが、おすすめです。初期施工がしっかりできるので、家具を長く使えます。材料自体は組み立て家具も一般家具も同じですから、組み立てをプロに任せれば安心できますね。何より不慣れな家具の組み立てで四苦八苦することもありません。
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